割りばしの袋に書かれている『おてもと』
お膳の最も手前、手元にあることから、箸のことをこう呼びます。
私たちが食事をするときには、必ず箸を横にして手前に置きますよね。
洋食ではフォークやナイフをお皿の横に縦にして置くので、箸特有のマナーかというとそうでもありません。
箸を使う韓国や中国でも、ナイフやフォークと同じように縦に置きます。
箸を横向きに置くのは、箸の文化圏でも日本だけなんです😲
なぜ箸を横向きで置くの?
「尖った箸先を、食卓を共にする人に向けるのは失礼」という、マナー上の理由が1つの正解です💮
そしてもう1つ、
箸には神々の世界である「向こう側」と、私たちのいる「こちら側」をつなぐ≪結界≫の意味があるとされています。
日本人は古来より、森羅万象に神々が宿っているという考え方を持ち、
八百万の神々がいつも身近に感じられるような、世界的に見てもとても珍しい関係を築いてきました✨
神々がいらっしゃる自然界からの恵みである食べ物にも、もちろん神様が宿っていると昔の日本人は考えたわけです。
これはずっと昔の考え方ではなく、お茶碗のお米をきれいに食べないと、
『お米1粒にも7人(水、土、風、虫、雲、太陽、そして作り手)の神様がいるんだよ!』
と注意されたことがある方も多いはず😁
神聖な食べ物に手を合わせ「いただきます」と感謝を表し、
神様と人をつなぐ「箸」で命をいただき、生きていくのです。
箸の置き方ひとつにも、大切にしていきたい日本人の心が隠されています😌✨
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~ご縁を結ぶお箸~
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