出雲大社門前 大社店 店長 平野顕久です。
ここ最近天気がすぐれませんが、それでも週末になると出雲大社を訪れる方は大勢おられ、それぞれの想いを祈願されていかれます。
皆さんに幸せが訪れる事が僕にとっての何よりの願いです。
先日、20代の女性がお二人で当店に立ち寄って下さったのですが、その際に出雲神話等の話をしたところ、「実は私、去年の8月にも来て、その時にも店長さんに親切にお話をしてもらったんです。」といわれました。
僕は最低なことにお客様の顔を覚えていませんでした。
「覚えていません、本当にごめんなさい。」と謝りました。
するとそのお客様は「全国から相当な数の人が来るのでは無理もないですよ。」とおっしゃられました。
僕は更に反省しました。
そして、そのお客様はこう言われました。
「久しぶりに出雲に来ました。ふと、あの時のお兄さんいるかな~って思って、お兄さんに会いにひらの屋さんに来ました。一緒に写真撮って下さい。」
店頭にて3人で記念写真を撮りました。
その時、僕は今までにない幸せを感じました。
当店の商品を求めて来て下さるお客様はおられますが、僕の事を覚えていてわざわざ会いに来て下さる人がいるなんて、僕はどれだけ幸せ者なんだと。
僕が今生きる上で家族を除くと、こういった人達と出逢えること、それが僕にとっての1番の幸せだと確信しました。
これからも出雲大社を訪れて下さった方々との「ご縁」は何よりも大切にしていこうと思います。
夕暮れ時、タクシーの運転手さんが「今日もドラマが終わった」と言われました。
たしかに人それぞれ、一日がドラマなんだ。
毎日、全国からお越しになられる方々との出逢い。明日はどんな出逢いがあるだろうか。
と、日御碕の夕日を見ながら半年ぶりに一人たそがれた僕でした。
2010.02.14 カテゴリー:未分類