ご無沙汰してます!
縁結び ひらの屋 大社店店長 平野顕久です。
ここのところ寒さも和らぎ、お昼には暑いという日もあるぐらいです。
春ですね~。
出雲大社まで毎日、車で通勤しているのですが、その途中に並木道があるのです。
しかもその木は桜の木なんです!
春以外の季節に来られた方はあまり気づかれないと思います。
僕にとっての春の楽しみの一つは、この桜並木道を毎朝、桜に見送られながら出雲大社へ行くことです。
とても幸せな事だと思っています。
先日、福井県へ出張してきました。
福井はお箸で全国の80%以上の生産をほこっています。
目指すはその中でもナンバー1の小浜市です。
ここがまた遠い・・・・。
島根県から片道だけで8時間かかりました。
疲れました。ストレス溜まりました。顔も腫れました。
そんなこんなでやっと着いた福井県!
到着すると常務の方のお出迎えです。ホテルから昼ごはんまで全て接待して頂きました。とても嬉しかったです。
ただ・・・・魚介類がほとんどダメな僕は心では泣きながら食べていました。笑
翌朝、早速工場見学へ向かいました。
とても大きな会社で、工場だけで、大きいのが3つもありました。
更に1つ建設中でした。
さすがは全国でもトップクラスです。
見学しているとこれがまた面白い!
木から箸になるまでの工程を全て見ることができました。
数千万円クラスの機械がゴロゴロしていました。
そして1番印象に残っているのが、「漆塗り」の部屋でした。
そこで出会ったのが、6畳程の部屋で、毎日毎日漆を塗り続けているおじいさんでした。
脳に障害を持っておられる方ですが、毎日朝から晩までその作業だけを繰り返しされているそうで、
体には、強烈な漆の匂いが浸み込んでいるとのことです。
このおじいさんは70歳を超える高齢者ですが、毎日3000膳のお箸を塗っておられます。
楽な仕事だとは到底思えませんでした。
逆に肉体労働やデスクワークより、1番過酷な仕事じゃないかと。
1人個室に閉じこもって異臭の中、同じ作業を延々と繰り返し行う。
人間にとって繰り返しの作業より苦痛な事はありません。
普通の人間ならまず間違いなく1日目で頭はおかしくなると思います。
誰もが嫌がる仕事ですが、誰かがやらなくてはいけない仕事。
心が痛みました。とても考えさせられました。
小浜市はどこの店に入っても、絶対に割り箸は出てきません。
逆に出していたら軽蔑されそうな位です。
扱うお箸もお店によって異なります。
お箸によってそのお店のイメージも決まるくらいです。
こうして町全体で取り組めば、いくらでも資源の節約は出来るんだな~。
っと、関心させられました。
まだまだ面白い勉強は沢山したのですが、到底書ききれませんので、このへんで。笑
ちなみに顔の腫れはまだ引いていません。笑笑
2010.03.21 カテゴリー:未分類